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芯が折れた色鉛筆を修復する方法

芯が折れた色鉛筆を修復する方法

芯が折れた色鉛筆を修復する方法,色鉛筆の芯は、鉛筆と比べると柔らかく、折れやすいものです。落下の衝撃で、木軸の中の芯が折れてしまうことも少なくありません。また、木軸のセンターに色芯がきていないと、鉛筆削りで削った時に折れやすくなります。

こういった状態の色鉛筆は、いくら丁寧に削っても、芯が折れてしまって、鉛筆ばかりが減ってしまってイライラします。

最近では、ステッドラーなんかは芯が折れない加工がされています。日本の色鉛筆も、子供用のものは昔よりも折れにくくなったような気がします。

一方で、専門家用色鉛筆は柔らかい芯のものが主流です。また、昔よりも個人輸入もしやすくなりましたので、芯折れがおきたり、アウトレット品などの品質の悪い色鉛筆を手にしてしまう可能性も増えてきました。一本200円以上する色鉛筆が、使ってもいないのに短くなるなんて、ショックで立ち直れません。ということで、今回は、芯が折れやすい色鉛筆と、その原因、修復方法を紹介します。

芯折れしやすい色鉛筆と、折れる原因

私の経験だと、カランダッシュ・パブロロイヤルターレンス・ヴァンゴッホカリスマカラーコーリンは折れやすい色鉛筆です。折れやすい原因はいくつかあります。パブロやコーリンは、シンプルに芯が柔らかいことが大きな原因といえますが、VANGOGHやカリスマカラーは品質に問題がある場合が多いです。アウトレットや訳あり、ヤフオク、アマゾンの個人輸入でめっちゃ安くなっているものは、ちょっと注意が必要です。

<折れやすい原因>

  1. 基本的に、芯先を尖らせて描いたときに、「ボロッ」となる色鉛筆は、芯が折れやすい。
  2. 木軸が薄くて衝撃に弱いので折れやすい。
  3. 芯の出来が悪く(密度が低いなど)、折れやすい。
  4. 木軸のセンターに芯が入っていないと、鉛筆削りで削った時に折れる。

1については、描いた時にすぐにわかります。芯が柔らかめの色鉛筆のいくつかはこうした傾向があります。これは色鉛筆の質なのでしょうがないです。2については、木軸の厚みだけではなく、木の質や塗装の状態によって、衝撃への耐性がちがいます。日本の色鉛筆はこのあたりの質がとても良いです。1と2が合わさった色鉛筆は、輸送の衝撃で芯が折れやすいです。あまり持ち歩き用にはしない方が良いですね。

3と4については、品質の問題です。

<品質の悪い色鉛筆とは?アウトレット品の注意点>

具体的に比較例をあげます。

KARISMA COLOUR

上の写真を見ていただくとわかります。左はカリスマカラー、右は三菱鉛筆880です。三菱の鉛筆は木軸の真ん中に芯が入っています。木軸の厚みもありますし、鉛筆の塗装も三菱は2度塗りでしっかりしています。比べるとカリスマカラーは、いくつかの色が芯が真ん中に入っていません。木軸もの厚みも薄めです。紫色や赤、黄色の芯がちょっとボロっぽくてあやしいです。カリスマカラーやVANGOGHの色鉛筆は、こうしたものがちょいちょいあります。

VAN GOGH

こちらはVANGOGHの色鉛筆。アウトレットで安く購入したやつです。

鉛筆、反っちゃってますね。こんな感じで鉛筆が曲がっていると、芯が木軸のセンターに入っていないのと同様に、鉛筆削りで削った時に変に力がかかってしまうので、芯が折れやすいです。だいたい、セットを買って、一本でもこうした鉛筆が入っていたら、大抵、芯がボロいものもセットに入っています。

<色鉛筆を買う時に気をつけること>

通販で購入する場合は仕方ないですが、店頭で購入する場合は、実際に品質を確認して購入するのをお勧めします。アウトレット品ではなくても、カリスマカラーは「基本的に、芯は木軸のセンターからずれている」つもりで、一本づつ確認して、より良い物を選ぶようにした方が良いです。とはいえ、同じお店なら、同じ色は同じくらいセンターから外れていますし、セットで購入するときは一つづつ確認もできません。

もし、曲がったり、芯がセンターに入っていない色鉛筆に当たってしまったら、「日本製の鉛筆削りや電動鉛筆削りを使わない」方が良いです。日本製の鉛筆削りは、鉛筆がピタッと入るサイズでできているので、「真っ直ぐな鉛筆がキレイに削れる」のです。まっすぐではない色鉛筆だと、折れてしまいます。品質の悪い色鉛筆を削るには、カッターナイフか穴が大きめの海外製の鉛筆削り(ステッドラーなど)で慎重に削って使います。

鉛筆削りについて詳しい記事はこちらです)

芯が折れた色鉛筆を修復する方法,修理方法

何年か前のカリスマカラー(当時はプリズマカラー )は、それはもう、ひどいもんでした。鉛筆削りで削るごとに、ボロッボロッとなってしまって、あっという間に買ったばかりの色鉛筆が短くなってしまうこともしばしばありました。思い起こせば腹立たしい。

この現象は、本国、アメリカでも問題になっていて、ユーザーの皆さんはあれこれと、色々な手を使って、ボロボロになった芯を修復して使っているようです。プリズマカラーの公式サイトにも「電子レンジ」で修復するユーザーもいるようです」と記載されています。「ネットで検索して、自己責任でよろしく」ってことなんでしょう。なんか、色々とすげぇな!米国!!

こちらのサイトで、「壊れた色鉛筆を直して使えるようにする方法」というのが紹介されていました。いくつかの方法があるようですが、要するに、「色鉛筆の芯は熱を加えると溶けるので、熱を加えて折れた芯をくっつけて元に戻そう」ということらしいです。

  • 方法1、暖かい場所に2〜3時間置いておく。
  • 方法2、色鉛筆をそのままレンジに入れて「5秒チンする」

「失敗したら木軸が割れたりする」って書いてあったので、貧乏性の私は、勇気がなくて、ずっと試さずにいたんです。で、最近になってやっと試してみました。

プリズマカラー ではなく、VAN GOGHの油性色鉛筆です。アウトレット品で安かったから買ったやつです。中の芯がボロボロにでした。削ってもボロ、削ってもボロと芯が折れてしまいます。折れるというより、砕けている感じでした。

電子レンジで試してみたところ、5秒では修復しませんでした。米国とはワット数が違うのでしょうか。いろいろ試行錯誤した結果、「600Wで9秒」でした。レンジで加熱している時は、じゅわーという音がして、ちょっとドキドキします。終わった後は、ほんのりと鉛筆があったかいです。

ちなみに、鉛筆を削るのは、十分に冷えてからにしてください。冷える前に削ると、また折れます。

1本はかなりしっかりと修復できましたが、もう一本は完璧には修復されませんでした。元の芯があまりにスカスカすぎだったので、なんとなくボロくて、鉛筆を削る時には緊張します(笑)。でも一応、普通に使えるようになりました。しっかり冷えた後は硬くなって、三菱のポケシャで削っても大丈夫でした。

ちょっといびつだが、修復できた。

修復については自己責任でお願いします。まぁ、一番は、販売店で取り替えてもらうのが一番ですけど、色鉛筆は結構お高いものなので、予算の関係でメルカリとか、ヤフオクとかで購入することも多々ありますし、そんな時にとても役立つ技です。

kazikaeru

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