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写真からリアルな色鉛筆画を描く方法。スマホアプリで簡単!

スマホアプリで簡単!写真からリアルな色鉛筆画を描く方法

スマホアプリで簡単!写真からリアルな色鉛筆画を描く方法,お気に入りの写真を使って、リアルな色鉛筆画を描く方法です。できあがりを見ると難しそうですが、スマホ&タブレットの描画補助アプリを使うと結構簡単に描けます。時間と根気は必要ですが(笑)、塗り絵気分で楽しめるのでぜひトライしてみてください。

今回使ったアプリは、Colored Pencil Picker(色鉛筆ピッカー)Artist Grid(アーティストグリッド)です。どちらも無料で使うことができます。

<使用アプリ>

<準備するもの>

  • Androidスマホやタブレット、iPhone、iPad、Win、MACなどのいずれか
  • 色鉛筆:ファーバーカステルポリクロモスカリスマカラー(プリズマカラー )、カランダッシュ・パブロ、ルミナンス、ダーウェント・アーチストなど。36色以上
  • 紙:上質紙、ケント紙、極細目の水彩紙などの紙目の細かい紙。(おすすめの紙はこちら
    ※今回はA4のBe Art Paperを使用しました。
  • 鉛筆:HBぐらいのもの。軽い下書き用なので、濃すぎなければ何でもOK。
  • 消しゴム・練りゴム・マスキングテープなど:色鉛筆によって消しやすいものを準備。(消しゴムについてはこちら
  • 定規・コンパスなど

スマホアプリで簡単!写真からリアルな色鉛筆画を描く方法

1、アプリをダウンロード&インストール

以下のサイトから、それぞれのアプリをダウンロードしてインストールします。Colored Pencil Pickerを有料版で使う場合は、Artist Gridは必要ありません。エミュレーターをダウンロードすれば、Windows / Macで使用することもできます。詳しくはこちら

Colored Pencil Picker(色鉛筆ピッカー)

Android無料版(有料版はこちら), iOS版

Artist Grid(アーティストグリッド)

Android版はこちら ,iOS版はこちら

2、グリッド法で下絵を描く

グリッド法はデッサンでよく使われているので、ご存知の方も多いと思います。グリッド線(升目)を目安にして形をとっていく方法です。イラストや下絵の転写や模写にも便利な方法です。普通はプリントした写真にグリッド(升目)を引いたり、レタッチソフトなどを使ってグリッドを引いたりしますが、今回はスマホアプリで簡単にグリッドを引いて、A4の紙に形を写していきます。

①色鉛筆で描きたい、お気に入りの画像を準備する。

  • 画像はなるべく詳細が写っているものを選ぶと◎。
  • 必要な部分をトリミングしておきます。縦・横の比率は気にしなくて大丈夫です。

②Artist Gridで画像にグリッド線(升目)を引く

  1. アプリを立ち上げて、お気に入りの画像を開きます。
  2. グリッド線(升目)は正方形にしておきます。「Settings」を開き、「Square grid cell」にチェックを入れます。Raw lineを4に設定すると、短辺を5分割されます。A4の紙ぐらいなら、Raw lineは4〜6ぐらいで設定すると良いです。その他グリッド線の太さや色なども自由に設定できます。
  3. 「Save image」でグリッド線を引いた画像を保存します。

③描く紙にも同じようにグリッド線(升目)を引く

今回はA4の紙に描きます。Raw lineが4なら、短辺210cmを5分割した長さの4,2cmの升目になるようにグリッド線を引きます。(Raw line 5=3,5cmの升目、Raw line 6=3cmの升目)。コンパスを使うと楽に引けます。
鉛筆の線は、力を入れずに薄く引きます。

④Artist Gridの画面を見ながら、升目を目安にして写しとる。

グリッド線を目標にして、モチーフのアウトラインを写しとります。細かい模様や陰影までは写し取らなくても大丈夫です。不要な線は消しゴムで消します。練りゴムで全体の線を薄くしておくと仕上がりがキレイです。

形をとるのが苦手な人は、グリッド線の間隔を狭くすると良いです。

3、Colored Pencil Picker(色鉛筆ピッカー)の使い方

Colored Pencil Picker(色鉛筆ピッカー)にグリッド線を引いた画像を取り込む

  • Colored Pencil Picker(色鉛筆ピッカー)を立ち上げると、色鉛筆を選ぶ画面が出るので、使用する色鉛筆を選びます。
  • 左下の画像取り込みマークをタップして、グリッド線を引いた画像を取り込みます。

Colored Pencil Picker(色鉛筆ピッカー)の使い方

  1. 二本指でピンチアウトすると拡大表示できます。
  2. 描く部分にピッカーを合わせると、画面下に色鉛筆の色と色番号が表示されます。混色の場合は右下の「Mix Preview」に混色サンプルが出てきます。
  3. 教えてくれる色番号や混色が完全に正しいわけではありません。「Target」で表示されている色と見比べながら、適宜調整して塗り進めていきましょう。
  4. 南京錠のマーク(CKICK ME)をタップルすると、「Unlock 3rd Color」というアラートが出てきます。「CONTINUE」をタップして出てくる広告を見ると、3色の混色が使用できるようになります。
  5. 全画面やグリッド線を引く機能は、有料版のみの機能です。

4、色鉛筆での着色のコツ

目を描く

どこから描き始めても良いですが、私はいつも、目から描き始めます。一番力を入れたいところですからね!先にハイライトの部分を確保しておきます。黒目の部分は、Colored Pencil Picker(色鉛筆ピッカー)だと「BLACK」と表示されますが、しっかりと深みのある黒にしたかったので、ダークインディゴとローアンバーの混色で作っています。色を塗った後は、白の色鉛筆やブレンダーでグイグイとバニシングして、滑らかな面に仕上げます。


先に白の色鉛筆で跡をつけてから、色を塗る。

色鉛筆画では色を明るくするのは面倒な作業なので、なるべく先に、明るい領域を確保しておきます。細かい模様などは、白で跡ができるぐらい強く描いてから固有色を塗ると、ハイライトが確保されます。


部分だけを見ていると、全体の立体感が失われがち

グリッド法で部分的に描いていると、全体の立体感がわからなくなってしまうことがあります。しっかりと立体的感を出したいところは、先に形をとってから細部の描きこみを行うとうまくいきます。
人体や動物などは、骨格を意識しておくと、写真ではわかりづらい部分も明暗がつけやすくなります。


補色を使ってディティールを描く

Colored Pencil Picker(色鉛筆ピッカー)では、黒やグリーン系の色の混色が単調なので、指示通り塗るとべたっとした平面的な仕上がりになってしまいます。黄色やブルー、補色の混色を使うことで奥行き色になり、リアル感が出てきます。写真は、Colored Pencil Picker(色鉛筆ピッカー)ではBLACKとなっていた部分です。黒だけでなく補色を重ねることで、強すぎない自然な色の変化で体の模様を描くことができます。


できあがり

いかがだったでしょうか?色鉛筆画をよく描く人には、Colored Pencil Picker(色鉛筆ピッカー)でいちいち色を拾って描くのは逆に時間がかかっちゃうのでおすすめはしませんが、初心者の方には十分に役立つアプリです。このアプリで何枚か描くと、色えらびや混色のコツがわかってくるので、お勉強用のアプリとしておすすめです。ぜひ使ってみてください⭐️

今回は、ファーバーカステル・ポリクロモスだけで描きました。ブレンダーも不使用です。芯先がしっかりとしているので細部までしっかりと描くことができるので扱いやすいです。

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kazikaeru:

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