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Colleen Pencil(コーリン)/人気の色鉛筆の製品レビュー・口コミ

Colleen Pencil(コーリン)/人気の色鉛筆の製品レビュー・口コミ

Colleen Pencil(コーリン)/人気の色鉛筆の製品レビュー・口コミ

お手軽価格の色鉛筆で、発色が良く、塗りやすいと評判のコーリンの色鉛筆です。

元々は日本で生産されていた色鉛筆ですが、バブルが弾けた流れで倒産。その後、タイで輸入芯で色鉛筆が作られていましたが、2007年に自社で色鉛筆の芯が作られるようになって、完全復刻となりました。現在もタイで元気に生産されています。Twitterの更新頻度が半端なく、いつも楽しそうな鉛筆作りの写真がアップされていて、つい見てしまいます。なんだかファミリー感あふれていて、応援したくなります。2009年から日本国内でコーリンの色鉛筆が販売されるようになりましたが、取り扱いが少なく、単色購入ができません。

製品の感想を率直に言うと、「色塗りが楽しくなる色鉛筆」です。柔らかくて発色が良く、広い画面を素早く塗ることもできます。ある程度の混色や、色を重ねることもできるので、「どんどん仕上がっていく楽しさ」と「仕上げを追求する楽しさ」のバランスが良いです。ただ、耐光性については全く分からない(多分、良くない)ことや色が少々子どもっぽいところがあるので、あくまでもホビーユースとしての利用になると思います。

Colleen Pencil(コーリン)/
人気の色鉛筆の製品レビュー・口コミ,特徴

特徴1、柔らかくサラッとした塗り心地

安い色鉛筆は、顔料が少なくてワックスが多いので、「芯が硬く、発色が悪い」というのが通常ですが、それを覆すのがコーリンの色鉛筆です。芯はとにかくやわらかい。そして発色も良い。厚塗りもできます。この色鉛筆のような柔らかさの色鉛筆は、コーリン以外では、カリスマカラーホルベインアーチストダーウェントカラーソフトといった専門家用色鉛筆や一部の水彩色鉛筆になってしまうので、柔らかい色鉛筆が好きな人にはかなり魅力的な製品です。

ちょっとパステル的な塗り心地感もあり、色が良く伸びるので、広い面がサクサクと塗ることができます。この、どんどん絵が仕上がっていくという「ちょっとした達成感」が色塗りを楽しくさせてくれているんじゃないかと思います。

特徴2、豊富な色数・塗り絵の紙にも高発色

120色という豊富な色数は魅力です。特に大人の塗り絵には、色数が多い方が「色を選ぶ楽しさ」があって良いですよね。セットは12色、24色、36色、60色、72色、120色とあります。単色での購入ができないことや価格がリーズナブルなことなどから120色の多色セットを購入する人が多いみたいですね。私が購入したのは、1本に2色のタイプの鉛筆ですが、この色鉛筆は、芯の消耗が非常に激しいので、1本に1色づつの色鉛筆の方が良さそうです。

鮮やかで発色が良いので、ツルッとしたケント紙や上質紙にも色が乗りやすいです。塗り絵の紙にも色が良くつきます。鮮やかめの色なので、クリアでメリハリのきいた画面にしたい人にはぴったりです。

発色が良いので、ツルッとしたケント紙の上にもしっかり着色できます

特徴3、コストパフォーマンスが良い

120色でも8000円ぐらいで、72色でも5000円以下で入手できる価格の安さは魅力です。1本70円ぐらいなので、三菱880やトンボ1500といった学童用の色鉛筆と同じくらいの値段です。シャチハタのFaberCastell(赤缶)も同じくらいのお値段ですね。120色カラーがあって、柔らかく、発色良く、厚塗り&混色&重ね塗りもそれなりにできてバランスが良い色鉛筆が、この価格なのはかなりお買い得だと思います。個人的には、色辞典(トンボ)ぐらいなグレードの性能だと感じました。

カリスマカラーなどと遜色無いぐらいに隠蔽度もとても高いです。暗い色の上から明るい色を乗せることで、色を明るくすることもできます。比較的優秀なワックスコアの色鉛筆です。

グラデーションもキレイに表現できます。
このぐらいべったりと塗ることもできます。
同じ価格帯の色鉛筆と隠蔽度を比較。コーリンの色鉛筆は、より明瞭に線が見える。

特徴4、減りやすい&塗りカスが多い&折れやすい芯

芯が柔らかい色鉛筆でありがちな問題点が網羅されています。

芯の減りやすさはかなりのものです。カリスマカラーより減ります。なので、あまり凸凹が大きい紙だとより芯が減りやすくなるので、なるべくツルッとした紙(ケント紙や上質紙など)を使うことをお勧めします。

たぶん、定着があまり良くないんでしょうね。ダーウェント・カラーソフトも塗りカスが多いですが、同じくらい出ます。筆圧が強いとより出ますので、筆圧を下げて塗るか、重ね塗りの際は、適度にパステルフィキサチーフをかけながら塗るか、ブラシで払いながら塗るか…といった対応が必要になります。

このあたりは我慢ができるレベルの話だと思います。が、芯の折れやすさだけはどうにかならないかなー?と思っています。

私が購入したものも、かなり折れていました。削るたびに、ぽろっと折れると、本当にイライラします。単色購入できないのに…と。昔のプリズマカラー を彷彿とさせる折れ具合です。あまり木軸の中がボロボロだったら、販売店に申し出るのが良いと思います。中の芯を修復させる方法もあるようなので、そのうち試してみたいと思います。

Colleen Pencil(コーリン)/
人気の色鉛筆の製品レビュー・口コミ,まとめ

良い点も悪い点もありますが、全体的にはお勧めな色鉛筆です。「色塗りが楽しい」と思える色鉛筆は、なにより素晴らしいです。大人の塗り絵に挫折した人も、この色鉛筆ならきっと上手くやれるはず。そんな期待があります。

単色で購入できるようになるといいですね。

Colleen Pencil(コーリン)油性色鉛筆
株式会社コーリン色鉛筆設立
価格帯一本66円ぐらい。
全120色
やや子どもっぽい色。発色良。隠蔽力が高い。
形状六角形・丸 両方あります。
描き心地芯:
柔らかくてサラッとしている
混色普通
その他芯が折れやすい。
タイの自社工場にて製造。
コストパフォーマンスが高い。

<比較検討されそうな色鉛筆>・三菱ユニカラー 、三菱ポリカラー、三菱888、トンボ色辞典、トンボ1500、ステッドラーエルゴソフト、ファーバーカステルアートグリップ、コーリン
※おすすめのコロリアージュ(大人の塗り絵)向けの色鉛筆比較はこちら

kazikaeru:

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