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色鉛筆で果物を描く

色鉛筆で果物を描く,実物のデッサンからの描き方

色鉛筆で果物を描く,モチーフはイチゴです。果物のフレッシュな瑞々しさや美味しさが伝わるような表現を目指します。果実にはしっかりと強く鮮やかな色を入れて、ハイライトなどでメリハリをつけることで、果物らしい艶が出てきます。デッサンをしながら全体に進めていくので、形が狂いにくく、立体感がつけやすいです。普段からスケッチやデッサンをしている人には、この方法がいちばん普通に自然に、進められる方法だと思います。

<準備する物>

1、鉛筆で果物の形をとる

鉛筆で形を捉える

イチゴの形をとります。面で捉えながら、簡単な明暗をつけていきます。このあとのステップで、少しづつ形を修正していくので、時点ではそれほど形が正確でなくても大丈夫です。イチゴの向きや光の方向を意識しながら進めます。

2、明るめの黄色で下地を塗る

光の当たる部分に軽く練りゴムをあてて、鉛筆の線を薄くした後、黄色を入れます。ハイライトで白くなる部分は塗り残しておきます。明るい部分は、クリーム色などの明るい黄色、中間の部分はイエローを入れます。ヘタの部分など「みどり」の部分もイエローを着色しておきます。

3、暗めの色で明暗をつけながらデッサンする。

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今回は、清潔感のある爽やかな仕上がりにしたいので、ブルー系のインディゴブルーでデッサンを進めました。レトロな感じなら、セピアやバーントオーカー、あったかい感じならイエローオーカーを使うと良いと思います。

写真ぐらいの色の濃さなら、練りゴムで簡単に修正できるので、どんどん進めて大丈夫です。実物を見ながら、じっくりと形をとって、立体感を出していきます。

4、形を整えながら、着色をする

影にも果物の色を入れる。

果実や葉の部分などにも着色していきます。まだ軽めのタッチで、練りゴムで形を修正しながら色を重ねていきます。不要な部分は練りゴムで消しながら、色鉛筆を重ねていきます。

果実には鮮やかめの赤を使います。影には、果物の色が反射するので、同じ赤を入れておきます。葉の緑の部分は、ブルー、ターコイズブルー、コバルトグリーンなどを重ねます。

5、形が整ってきたら、しっかりと強い色を入れる

全体の形が整ってきたら、色を強めて着色します。強い色を塗る前に、ハイライト部分を白の色鉛筆で強めに塗っておくと、領域をキープできます。塗りすぎたところは練りゴムで色を抜いて修正します。練りゴムで上手く色が抜けない場合は、マスキングテープでぺたぺたすると簡単に明るくすることができます。

5、補色を使って立体感を強める

補色(ならグリーン系)を重ねて、色を濃く、深くしていきます。影の部分にも補色を重ねておきます。果実の自然な立体感を出す部分は「補色」で、光の回り込みは「グレー」を重ねると、それらしく、良い感じになります。鉛筆の先をしっかりと尖らせて、細かい部分のディティールをすすめていきます。

補色について詳しくはこちら

6、色の密度を上げて完成度を高める

紙目の白い部分が無くなるように色の密度を上げます。先が丸まった、白の色鉛筆で強めにゴシゴシしたり、ブレンダーで伸ばしたりすると紙目がつぶれて、面が滑らかになります。バニシングと言います。果物のような滑らかな面のものを描くときは、バニシングをすると一気にリアル感が増します。(バニシングについて詳しくはこちらの記事

面が滑らかになったら、さらに色を重ねます。鮮やかな色を強めの筆圧で塗り込んでいくと、さらに面が滑らかになります。暗い部分はダークレッドなどの暗めの色を重ねればOKです。

7、ハイライトを入れて仕上げる

光の当たる部分にハイライトを入れます。ポリクロモスやパブロ、リラ・レンブラントポリカラーユニカラー などの白は隠蔽度が低くてハイライトが入らないので、カリスマカラーホルベイン・アーチスト、カランダッシュ・ルミナンスなどの「強い白」をつかうとしっかりと入ります。(ハイライトが入れられる色鉛筆についてはこちらの記事

果実の影の部分などは、グレーを使用します。

さらに色を重ねる。完成に向けて、さらに色を重ねます。光があたっている面の色を鮮やかにすると、果物らしい立体感が出てきます。納得がいくまで色を重ねていきます。描けば描くほどリアル感が増していくので、一番たのしい作業ですね。

色鉛筆で果物を描く,できあがり

完成したところです。もうちょっと影を真面目に描いたら、より立体感が出たんですが、面倒になっちゃったのでこれで良しとしました。(使用色鉛筆:ファーバーカステル・ポリクロモス 紙:Beアートペーパー)

この描き方は、普通にデッサンしながら、徐々に全体に色を濃くして着色していく方法なので、立体感がつけやすいです。鉛筆でのデッサンをしっかりと行ってから着色したり、セピアだけで描いてみたりしても面白い表現になります。

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