トンボ ・IROJITEN/色辞典.色鉛筆レビュー、口コミ
色辞典は、ホビーユース向け色鉛筆です。程よい芯の硬さと豊かな中間色で大人の塗り絵に活躍します。
このグレードの色鉛筆は、大人の塗り絵などで紹介されることが多く、ボックスデザインや色揃え、描きやすさに重点が置かれている物が多いです。
色を楽しむということを目的に開発されているグレードです。塗り重ねや混色に弱い部分があります。
トンボの色辞典は、リーズナブルで、そこそこの良品質でオシャレな色鉛筆といった感じです。
トンボ ・IROJITEN/色辞典
特徴1、かわいらしい見た目
ブックタイプのケース&豊富な中間色、扱いやすくて繊細な作業もできるということで、女子受け間違いなしの製品です。
私も、二十歳ぐらいの時に、これを母からもらった時は嬉しかった。
かわいいんだけど、この箱、実際に使うときにはちょっと曲者。
いちいちすべての箱を開けなければいけないのが非常に面倒&場所をとる。
机の上での作業でも使いづらいし、外に持っていったらもっと使いづらい…。
結局、鉛筆立てに入れて使っていました。
特徴2、自然界の色を再現した、中間色豊な色揃え
- 第一集:樹木、花、鳥の色を集めた30色(カワセミ色、たんぽぽ色など)
- 第二集:エコロジーカラー(杏色、サボテン色など)
- 第三集:蛍光色を加えた30色(サンセットオレンジ・ビガラスグリーン)
とてもきれいな色のラインナップです。
ビビットカラーは第1集の中の10本程度しかありません。しかし、ペールトーンやダークトーンが豊富で、植物とか自然物を、精密描写するのにいいです。
かなりいい感じに描くことができます。
全部で全3集ありますが、主に使うのは1と2でした。
公式ホームページには、色の塗り方などがかなり詳しく掲載されています。
特徴3、精密描写に向く、コントロール性の良い塗り心地
芯は硬めで、鉛筆の軸も細めなので、非常にコントロール性が高く、細かい部分まで精密に描写できます。
芯が固すぎといわれていますが、私が持っている色辞典は、かなり昔(たぶん発売当初)のもので、そんなに固くありません。結構塗りやすいです。
他の方のブログによれば、昔のやつはそんなに固くなかったみたい。ですが、最近の物をバラで購入しましたが、ほど良い硬さで扱いやすかったです。
特徴4、色数が多い混色は向かない。
下の色と混じるため、反対色の混色はあまりきれいではありません。
色を重ねるときは同系色がよさそうです。
重ね塗りはそこそこのレベルです。
それぞれの色がきれいなので、いい色鉛筆です。
全部で90色と色数が揃うことや、1本100円程度という安さは魅力です。
私が文句を言ったケースも、たまに色鉛筆を使いたい…ぐらいの使用頻度の方なら、本箱に収まるコンパクトな収納は、オシャレでいいと感じると思います。
<参考作品>
トンボ ・IROJITEN/色辞典、製品スペック
IROJITEN/色辞典 油性色鉛筆 株式会社トンボ鉛筆(公式サイト) | |
価格帯 | 一本100円。 |
色 | 全100色 自然界の色を再現している。マットで渋めの色調。 |
形状 | 丸形 |
描き心地 | 芯:3.?mm 中硬質 硬めで精密描写に向く。塗り絵におすすめ。 |
混色 | 普通。 近似色ならOK。色数が増えると濁る。 塗り重ねは普通。 |
その他 | 植物などの自然物の精密描写にお勧め 全3集まであり、書棚に収まるケースが可愛い。 |
ユニカラー との比較
三菱 ユニカラー | トンボ ・IROJITEN/色辞典 | |
形状 | 滑らかで硬めの芯。 | 硬めでコントロール性良く、精密描写に向く。 |
色 | 鮮やかで瑞々しい | マットで落ち着いている。 |
混色 | 混色はキレイだが、重ね塗りはとても苦手。 | 重ね塗りはそこそこだが、色数多く混色すると濁る。 |
備考 | ハイクオリティ色鉛筆 | 中高校生以上の女性向け |
<比較検討されそうな色鉛筆>・三菱ユニカラー 、三菱ポリカラー、三菱888、トンボ色辞典、トンボ1500、ステッドラーエルゴソフト、ファーバーカステルアートグリップ、コーリン
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