<色鉛筆レビュー>三菱880
<まとめDATE>
品名 | NO.880 油性色鉛筆 |
メーカー | 三菱鉛筆 (公式サイト) |
価格帯 | 一本60円。 |
色 | 全36色 発色は良いが色が単調。 |
形状 | 丸形 |
描き心地 | 芯:3.0mm 中硬質 柔らかくもなく、硬くもなく普通。 |
混色 | 普通 |
その他 | 学童用 シンプルな色表現に向く。 三菱の鉛筆比較一覧はこちらのpdf |
<色鉛筆レビュー>三菱880
学童用としてトンボと人気を二分する色鉛筆。
初心者グレードなので、手に取りやすい価格で「発色・混色・塗りごこち」共に学童用としては良い製品。
同価格帯のトンボとの違いは色と描き心地です。
あとは、パッケージが三菱の方が子ども受けします。
三菱NO880 | トンボ1500 | |
色 | 鮮やか | 落ち着いたマットな質感 |
混色 | 反対色だと少し濁る あまり重ねると色が乗らなくなる。 | キレイに混色できる。 かなり重ねても色がつく。 |
塗りこごち | 滑らかな描き心地 | カサカサとした感じ |
欠点といえば、この価格の製品なので仕方ないのですが、色の単調さです。
子供向けなので…と言われればそれまでですが、カランダッシュやLYRA(リラ)なんかは子供向けでももっと深い色をしています。
特に、緑と赤、ピンクの子どもっぽい色はいただけません。
◆特徴1 安定の品質
三菱の主力商品として長年にわたって愛され続けている880級。一本60円というリーズナブルな価格で、そこそこの発色、そこそこのやわらかさ、そこそこの混色を実現した素晴らしい製品です。芯も折れにくくないし、鉛筆の塗装もキレイ。軸に使われている木材もスベスベで滑らか。同価格のトンボの主力1500もそうですが、そうした日本メーカーの質の良さはさすがです。
◆特徴2 鮮やかな色
三菱の特徴ですが、トンボの1500と比べると色が全体に鮮やかです。
トンボの方がマットで落ち着いた色合いです。こうした色の違いが「トンボ」か「三菱」かを選ぶポイントになるのかもしれません。
◆特徴3 混色は2〜3色までがキレイ。
原色カラーは芯がやわらかく発色が良いので、きれいに混色することができます。一方で、パステルカラーは硬くて発色が鈍いので、混色が難しいです。また、2〜3色の色にパステルカラーを合わせて混色すると、濁って汚くなります。
重ね塗りの限界は、トンボよりも早くきますが、ビギナー用としては十分なレベルだと思います。これで物足りなくなったら、ステップアップした色鉛筆の購入を検討するのが良いと思います。
◆特徴4 大人の塗り絵に向いている
3mmの中硬芯は細かい部分も塗ることができるので、大人の塗り絵でも活躍します。混色も発色も必要にして十分な性能です。
三菱鉛筆では、この880とユニカラー の中から「大人の塗り絵」向きのカラーを選んだ、コロリアージュ用の色鉛筆888を販売しています。
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