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カランダッシュ・パブロ

カランダッシュ・パブロ

カランダッシュ・パブロ油性色鉛筆
カランダッシュ(スイス) (公式サイト
ホルベイン画材株式会社(公式サイト
価格帯カランダッシュの色鉛筆
(プリズマロ・パブロ・ルミナンス)の中ではミドルグレード。
アーティストラインに位置付けられている。
一本230円。
※市場価格でのディスカウントはあまりない。
全120色
POPで明るい色。だけど落ち着きと奥行きのある色。
耐光性に優れ、発色の良い高品質顔料使用。
形状六角形
描き心地芯:3.7mmソフト
さらっとした軽くてソフトな描き心地。柔らかめ。
混色良。
透明感のあるキラキラした混色。
その他繊細で柔らかい雰囲気に向く。
色がとにかくキレイ。
スイスの自社工場にて製造。

<色鉛筆レビュー>カランダッシュ・パブロ

赤いロゴが印象的な、カランダッシュの色鉛筆。
カランダッシュ・パブロは、価格帯としては、ホビーユースからのステップアップで選ぶグレードなので、当然、「発色・混色・塗りごこち」共に一定レベル以上にあります。

同価格帯の色鉛筆と比較して、良い所は、澄んだ色と混色の美しさです。
カランダッシュ・パブロは、幾重にも優しく色を重ねて深い色を作っていくのに向いている色鉛筆なので、
ガリガリと線を引いたり、べったり塗りをしたい人からすると「色が薄い」「物足りない」と不満が出ると思います。
この色鉛筆のさらっとした塗りごこちと軽い色のつき方から、はじめは芯が「硬い」のかな?と思いましたが、ちゃんと先を尖らせてみると、実際はかなり柔らかくて発色の良い芯でした。
私は、18色セットを持っていますが、とても気に入っていて、持ち歩き用の色鉛筆として活用しています。


特徴1 珍しい六角タイプの形状

六角タイプの形状。机に置いても転がっていかないのはちょっと便利かも。
軸は太くもなく細くもなく握りやすいです。
少しタッチが強くて、強弱のコントロールするのに慣れがいる感じですが、すぐ慣れるレベルです。
ちなみに、鉛筆の形状の豆知識が三菱uniのホームページにありました。六角と丸の形状の違いには意味があったんですね。

鉛筆に6角形が多いのは、転がらないため、また、持ちやすいためです。文字を書くために鉛筆を持つ場合は、必ず3点(親指、人差し指、中指)で押さえるので、3の倍数の必要があります。

色鉛筆は、絵を描くために色々な持ち方をして使いますので、指あたりのよい丸軸にしています。また、色鉛筆の芯は墨芯鉛筆のように焼いていないため、かつては強度的に弱く芯が太いため、軸が6角形では芯と軸の表面との距離に長短の差が出て、芯を十分に保護することができないと言われていました。しかし、現在は技術の進歩により、6角形の軸でも芯を十分に保護できるようになっています。

https://www.mpuni.co.jp/customer/pencil/qa_10.html

特徴2 澄んだ美しい色

全体にポップで明るめの色ですが、鮮やかすぎず、くすみと潤いのある色です。星の王子さまとか塗ったら良さそう。
色揃えは、グリーン~ブルー系の色が豊富。

たまにレビューで、「色によって紙に引っかかるようなざらつきがある」というのを見かけます。
私の持っている18色セットはそうしたことはないのですが、色数が増えてくるとそうした品質の違いがあるみたいですね。カリスマカラーもそういったことがありますが、色による質の違いは、使っていると結構ストレスに感じるので、単色の買い足しの時は、店員さんに確認するとといいかもしれません。
顔料の質が違う故に、製品の品質を均一に保つのって難しいのでしょうね。

特徴3 混色がキレイ

重ねても、透明感が損なわれない。重ねた分だけ色が濃くなる。
隠蔽力の高い色鉛筆では、こうした表現は難しいでしょう。
重ねていくことで、繊細で表情豊かな色ができます。
鉛筆を動かしながら「あーーー、キレイだなー。」と、幸せに浸りたい人は、ぜひ、カランダッシュ・パブロを使ってみてください。
感動します。

重ね塗りは非常にたくさんできる色鉛筆です。(比較記事はこちら

私が愛用しているのは、カランダッシュ・パブロ18色です。この色数で今のところ全く不足を感じていません。混色がキレイなもんだから、あまり多くの色数を欲しいと思わないんです。色々混ぜて「あーキレイだなー」って思っているので満足(笑)
そうゆう使い方って、一つ一つの色と仲良くなって、大切に思えるので「豊かだな」と感じます。そうゆう意味で、とてもいい色鉛筆だと思います。


<参考作品>

ドローイング。色がとてもキレイです。
ドローイング。変なおばけ。

<その他のカランダッシュ製品>

カランダッシュは、子ども用〜専門家用まで幅広いグレードの色鉛筆をそろえています。
「ファンカラー(子ども向け)」「スイスカラー」「プリズマロ(硬筆)」「パブロ」「ルミナンス」
詳しいことは、そのうちまた、更新します。
最高級のルミナンスは、なんと1本 500円。
もちろん、持っていません!
世界堂に試し書きサンプルが置いてあったので、今度行って、塗りまくってみたいと思います。(迷惑)

kazikaeru:

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