色鉛筆の透明度・隠蔽度を調べる

色鉛筆の透明度・隠蔽度を調べる,色鉛筆は色やメーカーによって透明度・隠蔽度が異なります。

隠蔽度とは、「下の色がどのぐらい隠れるか?」というものです。それは、カラーペーパーやブラックペーパーなどに描く時に影響するだけでなく、色を重ねた混色やバニシングの際にも影響してきます。隠蔽度の高い色鉛筆は、上から明るい色を載せて、画面を明るくするのに役立ちます。一方で、隠蔽度が低く、透明度の高い色鉛筆は、色を重ねて深い色を作ることができます。

色鉛筆の透明度・隠蔽度を調べる

1、白の色鉛筆の違い

隠蔽度・透明度は顔料によって異なります。色の中で、もっとも隠蔽度が高いのは「白」です。白は、バニシングでよく使う色です。これの隠蔽度は高いほど画面を明るく戻すことができるので、便利です。一方、隠蔽度の低い色鉛筆は、デリケートなグラデーションを作ることができます。

白を比べる

隠蔽度の高い白:プリズマカラー (カリスマカラー)、ユニ・ペリシア、ダーウェント・ライトファスト、カラーソフト、ホルベインアーチスト

隠蔽度の低い白:ファーバーカステルポリクロモス、ユニカラー 、パブロ、ヴァンゴッホ


2、白以外の色を比較する

カラーペーパーでの比較

色によって透明度が異なるので、何色か塗って、全体的な隠蔽度を比べてみます。
…難しいですね(笑)

カリスマカラーやペリシアは全体的に隠蔽度が高いので、メリハリのある画面がつくれそうな感じです。

ホルベインやライトファストは、透明感のある色と隠蔽度の高い色が二分しており、色の奥行きも出せつつメリハリのある描き方もできる色鉛筆です。特にホルベインのパステルカラーの隠蔽度はかなり高く、比較中ではトップクラス。ホルベインはパステルカラーのみのセットも出しているので、これは「買い」かもしれません。

三菱の色鉛筆は、全体的に黒地に強く、キレイな発色を見せていました。色が鮮やかなのかもしれません。880の学童用色鉛筆でもかなりはっきりと色の違いを認識できます。

パブロ、リラ・レンブラントポリカラー、ポリクロモス、ダーウェント・アーチストは、高品質なオイルベースの色鉛筆です。いずれも隠蔽度は高くないので、重ね塗りで、透明感と奥行きのある混色を作るのに向いていると言えるでしょう。

残念なのは、ターレンス・ヴァンゴッホで、顔料の密度が薄いような透明感で、黒地で使うには難しい。ゴッホは、36色セットでも「白」が入っていないという変わった配色の色鉛筆なんですが、隠蔽度が低いことに関係があるのかもしれません。お値段お手頃で、塗り心地も良いので他の使い方が向いているということです。


色鉛筆の透明度・隠蔽度を調べる,まとめ

色鉛筆の透明度や隠蔽度は、色鉛筆の混色の違いに大きく関わっているようです。

  • オイルベースの色鉛筆は、透明度の高いものが多く、奥行きのある混色表現が向いている。
  • ワックスベースの色鉛筆は不透明で隠蔽度があるので、バニシングで混色する描き方が向いている。

kazikaeru

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