青・青紫・青みの緑/Blue系の色名と補色
2021年2月22日
2022年1月17日

青・青紫・青みの緑/Blue系の色名と補色,
ブルーの顔料の種類
油絵具やアクリル、水彩絵具などの専門家用の画材では、顔料名が色名となっていることが多くあります。顔料を知っておくと、色の質が理解できたりします。顔料は、無機顔料と有機顔料に分けることができます。青の色材としては、「藍」や「ラピスラズリ(ウルトラマリン)」、「プルシャン」が有名です。最近の合成顔料では「フタロシアニンブルー」が最も多く使われています。青系の顔料は数も多くないので割と覚えやすいです。
1、青・青紫の無機顔料
青の無機顔料は、鉱物由来の天然のものから、金属の比較的単純な化学反応(特に酸化)によって作られています。色数は少ないですが、比較的おちついた色で、耐光性・耐候性が高く、比重が大きい(重い)のが特徴です。毒性のあるものや希少なものも含まれています。それらの顔料は専門家用の画材に使用されています。
ウルトラマリン、コバルトブルー、プルシャンブルー、セルリアンブルーなど聴き慣れた顔料名が並びます。
| 顔料名 | 顔料種類 |
| 半貴石 ウルトラマリン 瑠璃 Lapis Lazuli | 天然無機顔料 天然のラピスラズリを精製して製造したもの 最も古くから知られた鮮明な青色顔料。 鮮烈で深い青色を出す。半透明 |
| アズライト | 天然無機顔料 鉱石の藍銅鉱。 |
| 人工ウルトラマリン フレンチウルトラマリン | 人工無機顔料 青金石(ラズライト)を原料として製造される。 安価で、高彩度で色合いが美しい。半透明 |
| プルシャンブルー 群青、ベロ藍 | 人工無機顔料 世界で初の人工顔料。とても強い青 深みのある暗い赤みの青 ジャパンブルー、北斎ブルーとしても有名 |
| コバルト ブルー | 人工無機顔料 比較的鮮やかな明るい青。 コバルトの割合が高いほど濃く、 アルミニウムの割合が高いほど淡い顔料。 高価な顔料なので、「ヒュー」や「チント」として ウルトラマリン青、フタロシアニン青、 二酸化チタンの混合物が使われることも多い。 |
| コバルトクロム ブルー | 人工無機顔料 コバルトとクロムを含む酸化物固熔体で、 堅牢性は極めて高い。 青色顔料の緑色(ターコイズブルー) Pigment Blue 36 |
| セルリアン ブルー 錫酸コバルト | 人工無機顔料 わずかに緑みを帯びた鮮やかなブルー。 透過光では緑青色になる 硫酸コバルトを焼成して作られた青色顔料 高価な顔料なので、「ヒュー」や「チント」として 混合物が使われることも多い。 |
| ケイ酸コバルト亜鉛青 Cobalt Zinc Silicate Blue | 人工無機顔料 紫青色の顔料で隠蔽力は高くない。 絵具の「コバルトブルー ディープ」の名で使われている |
| コバルト-アルミ- 珪素 酸化物 | |
| マンガニーズブルー | 人工無機顔料 赤味の少ない青色顔料 他の顔料・染料で代替できない色合いをしている。 環境配慮のために、日本以外では現在製造されていない Pigment Blue 33 |
2、青・青紫の有機顔料
有機顔料は、鮮やかな色のものが多く、透明度が高いものが多いです。古くは植物や昆虫由来の染料から作られていましたが、現在は、ほとんどが合成有機顔料で、石油化学製品に由来します。毒性が無いため、文具などで多く使われることがおおいです。日本では「藍」が古くから染料や顔料として使用されてきました。
| 色名 | 顔料種類 |
| 藍 インディゴブルー | 天然顔料 植物の藍から取れる顔料。 染料だが、粒子の大きさから顔料としても使われる。 濃い青。 現在では合成藍が存在する。 |
| フタロシアニン | フタロシアニン系顔料 青から緑にいたる色調。 耐久力が高く隠蔽力に優れる 鮮明で着色力が非常に強い。 濃色では赤味が強いが淡色では赤味が減る。 スルホン化銅フタロシアニンブルーは、新橋色とも言われ、 文具などで使用されるが、耐光性が低い。 |