基本12色で描く色鉛筆画/柿,三菱の学童用の色鉛筆、No.880の基本12色セットを使った色鉛筆画の制作過程です。秋らしく柿を描きました。我が家で採れた柿です。

小学生が使う学童用の色鉛筆のセットで、どのぐらい描けるものなんだろうと思ってやってみたんですが、これがなかなか難しい。「白」が無い難しさと、色鉛筆そのものの重ね塗りのポテンシャルの問題があって、なかなか上手くできませんでした。私の筆圧調整の甘さが、画面を汚くしてしまった感じです。反省。

基本12色で描く色鉛筆画/柿,制作過程

1、色鉛筆を混色して柿の色を探す

葉の色
実の色

色鉛筆はデリケートな画材なので、どの色を使うかおおよそ計画しておいた方が仕上がりがキレイになるだろうと思い、柿っぽい色を混色しながら試し塗りしました。基本の12色しかありませんので、実物の色に近づけるのは結構大変です。使った色鉛筆の名前をメモしておいたので、あとでとても結構役にたちました。

2、下書きのための鉛筆デッサン

下書きのための鉛筆デッサン

下書きの為のデッサン。色鉛筆画は描き直しが難しいので、先にしっかりと柿の形を捉えておこうと思い、鉛筆で簡単にデッサンをしました。形がくずれてることに後で気がつくと、それだけで柿らしさが失われてしまいますし、色塗るのが嫌になってしまうので。真面目だな、私。

3、明るいところから着色

柿の明るい部分から色を入れます。黄色と肌色を使っています。

先ほどのデッサンの裏に鉛筆で色を塗って、上から強く描いて、色鉛筆画用の紙に転写します。

黄色や肌色の明るい部分から着色していきます。

4、オレンジ色を塗る。

一番多いオレンジ色の部分を塗ります。

筆圧の強弱を付けながら、実の部分をオレンジ色で着色します。ここでしっかりと立体感を出しておくと、あとの作業が楽です。

5、影に軽く色を入れる

軽い影を入れたところ

茶色とあおで実に影を入れて立体感を出します。テーブルと柿の境目にできる反射の光をしっかり確保するのが、艶のある柿の立体感を出すポイントだと思います。反射の部分は、真っ白ではなく、ほんの少しのブルーとオレンジを入れています。テーブルの影は、実のオレンジを下に塗ったあとで、茶色と紫を掛け合わせてつくります。実の部分に赤、あお、茶色で色を足し、明るい部分には肌色と水色を足しました。柿の中身を想像させるような色を目指して描きます。

6、実の質感と立体感を出す

大分立体感が出てきました。

ヘタの付け根の部分を紫と茶色で描きたし。ヘタの中心から放射線状にシワや割れ目があるので、ここを丁寧に描きます。このあたりは柿がそれらしく見えるポイントだと思うのでしっかりと描き出しました。最後に黒で引き締めます。実の部分も、茶色や赤、青、黄緑、水色などを足しながら、実物に近づくようにせっせと描きこみを続けました。茶色や赤で、ちょこっと点々のハッチングを入れると質感が出て良い感じです。柿の影がおかしいですね…ちょっと食べちゃったみたいになっている。(笑)

7、柿の皮のロウ質の部分にピンク色をのせる。

ロウ質の部分をピンクで表現

ヘタの根元の部分と、柿の実の色の濃い部分に黒を入れました。グッとひきしまってそれらしく見えてきます。実の皮のロウ質の部分は、白があれば白をかけたところですが、無いのでピンク色にしました。むしろ、ちょうど良い感じのロウ質感が出て、リアリティがでたような気がします。

8、柿のヘタを描く

ヘタの部分を描きます。

紫、赤、黄緑、緑、あお、オレンジ、茶色でヘタの部分を描きます。混み入った部分なので、細かい作業なので、色鉛筆はかなり尖らせた状態で使いました。色鉛筆もだいぶ重ねたので、先が丸まっていると、キレイに色がのらなくなってきました。

9、葉っぱを描いて、影を描き直したら完成

できあがり

葉っぱの部分は、黄緑色を全体に載せたあと、影の部分を茶色と紫色で描きました。葉っぱは、みどりを使うよりも、黄緑色にあおを上から塗った方が、それらしく見えます。柿の葉っぱの紅葉は、黄色やオレンジが葉っぱの中に入ってくるので、それを少し意識しています。

はじめに描いた影を色鉛筆用の消しゴムで削って、必要な部分に描きたしています。描いているうちに、日が暮れてしまったので、影はまるっとやり直しになりました。実の部分の影にはオレンジを、葉の部分の影にはみどりを塗った後に、茶色や紫やブルーで彩度を落として影を作りました。食べかけの柿みたいになっていたのも、影を描き直しただけでちゃんとした柿の形にみえるのが、実に不思議です。

今回は、これ以上色がのらないので、これでおしまいです。

基本12色で描く色鉛筆画まとめ

今回は、三菱のNo.880を使って描きました。学童用の色鉛筆なので、専門家用に比べると、重ね塗りの限界があるため、こんなぐらいの出来になりました。白もないし…。でも、色鉛筆的には十分なポテンシャルです。上手な人が描けば、もっとイケるはず。プレバトみていると、先生、すごく少ない色数でリアルに描いていますよね。私、12色全部使ったんですけど…(笑)おかしいな。なんでだ…。そもそもの色の塗り方が違うんだろうか…。やっぱり筆圧?筆圧調整が違うのか?

重ね塗り自体は、トンボの方が重ねられるので、そっちを使った方がリアリティは出るかもしれませんね。三菱は発色が良いので、果物を描くのには向いている色鉛筆だと思います。美味しそうに見えるはず。

●ハウツー&チュートリアルの記事

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