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レトロ風に描く色鉛筆画

レトロ風に描く色鉛筆画
ダーウェント・アーチストで描きました。
すごく昔の映画のパッケージの写真を参考にしています。レトロ風ですね。
ダーウェント・アーチストカラーペンシルは色自体がくすんでいるので、レトロっぽい感じになります。

同じダーウェントのカラーソフトも、パステルのように気持ちのいいドローイングができる色鉛筆ですが、少し明るい色のラインナップなので、アーチストカラーペンシルに比べるとポップな感じに仕上がります。
レトロ風に描くなら、こっちのダーウェント・アーチストカラーペンシルの方が良いですね。

このダーウェント・アーチストカラーペンシルは、12色色鉛筆とは思えない表現力です。発色がいまいちなので、芯が硬く感じたりもしますが、慣れてくればどうということはありません。
色自体がとてもキレイなので、描いていてとても楽しいです。
こういった、色鉛筆画は、多少鉛筆の線が残るぐらいの雑さがあった方が雰囲気出ますね(笑)

混色がキレイです。複雑な肌の色も12色で十分に描けます。
私は、芯を少しだけ長めに出して、先が丸まった状態で描いています。
芯の硬いアーチストでないとできない描き方ですね。
尖らせれば細かい部分も描きこめるんですが、ちょっと武骨な感じに仕上げたいので、あえて丸めています。丸まっていると、グイグイ描いても紙に傷がつかないので、気持ちよくドローイングできます。

●今回描いたのは、映画「オルフェ(Orfeu)」のDVDジャケット写真です。
 映画「オルフェ」はブラジル映画。私の大好きな映画です。

ストーリー(Wikiより)

カリオカの丘”に生まれ育ったオルフェは神をも嫉妬させる程の才能を持つ若きミュージシャン。彼はカーニバルのカリオカ・チームのリーダーとして、今年も優勝を目指し練習に励んでいた。カーニバルを数日後に控えたある日、オルフェは叔母を訪ねてやってきた少女ユリディスと出会い、たちまち恋に落ちる。彼は家族も友人もカーニバルさえも捨てて、彼女と共にこの地を出て行く決心をするが……。


ストーリーを読むと、恋愛映画のようですが、その実は、
ブラジルの貧困の中で暮らす人々と、そこから抜け出そうとする人々、その悲劇というテーマがあります。
ミュージシャンという道で成功し、貧困から脱しようとするオルフェ。しかし、みんながみんな、オルフェのように才能があるわけではない。ギャングになって豊かさを手に入れた幼馴染は嫉妬を覚える。彼を囲む女性たちの間にも様々な嫉妬があり、主人公オルフェと恋人との恋愛に、取り巻く人々の思惑が絡み合ってゆく。結果、誰にも救いのないエンディングを迎えるわけです。

主人公のオルフェ役のトニー・ガヒードは、ブラジルで人気のミュージシャン。
彼のギターと歌声が、ものすごくイイんです。
2枚目のイラストは、映画の冒頭、子どもたちに歌をせがまれたオルフェが、朝日の中でギターを弾くシーンです。
ぜひ一度、見てみてください★おススメです。

kazikaeru:

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