色鉛筆におすすめ&ダメな鉛筆削り/手動・電動
色鉛筆におすすめ&ダメな鉛筆削り/手動・電動。芯が柔らかく折れやすい色鉛筆には、色鉛筆用の鉛筆削りがおすすめです。また、色鉛筆は木軸の太さもまちまちなので、それぞれの色鉛筆にあった削り方ができる鉛筆削りが必要です。
色鉛筆の鉛筆削りには、電動と手動タイプのものがあります。
電動タイプは楽に鉛筆を削ることができ、絵を描くテンポを変えずに描き続けていけるのがメリットです。しかし、微妙な調整が難しく、削り分が多くなってしまうのが欠点です。手動タイプは疲れますが、色鉛筆を無駄なく削ることができます。また、種類も豊富で、使い方や色鉛筆にあったものを選ぶことができます。
それぞれに、固定タイプとハンディタイプの物があります。固定タイプのものは素早く削れて、効率的ですが、ハンディタイプの方が、微妙な削り具合の調整ができるので、色鉛筆を無駄なく使用することができます。高級な色鉛筆なら、ちょっとも無駄にしたくないので、ハンディタイプがいいですね。
色鉛筆を鉛筆削りで削ると、折れやすいのはなぜ?
色鉛筆は芯が柔らかいので、鉛筆削りだと芯は折れやすいのですが、たまに、削るたびに芯先がポキっと折れてしまうことがあります。そんな時は、以下のような原因が考えられます。
- 芯が出過ぎている。芯が出る長さは鉛筆削りによって異なります。自分好みの鉛筆削りを探してみてください。
- 色鉛筆の軸と鉛筆削りのホールサイズが合っていなかったり、ホールドが弱くてちゃんと色鉛筆を固定できないと、削っている時に軸がグラつき、芯が折れやすいです。
- 色鉛筆の軸が曲がっていたり、芯が木軸の中心からずれている。この場合、電動鉛筆削りは使えません。2とは逆に、色鉛筆の木軸よりも少し大きめのホールサイズの鉛筆削りを使って、丁寧に削ることで折れずに削れます。
- 木軸の中で芯が折れている。色鉛筆は、輸送中に衝撃が加わると木軸の中で芯が折れることがあります。色鉛筆を修復することもできますが、販売店に言って取り替えてもらう方がおすすめです。
電動の鉛筆削り選びのポイント
多く色鉛筆を削る人や、やや硬めの色鉛筆には、電動タイプの鉛筆削りがおすすめです。
1、乾電池式かアダプター式か?
アダプター式はパワーがあるため素早く削ることができます。一方乾電池式のものは、持ち運びできるハンディタイプで、削るスピードは劣りますが、削り具合を微調整できるので「ちょとだけ削りたい」時に便利です。また、兼用のものもあり、電池でもアダプターでも使えるものもあります。
2、芯の角度調整ができる
一般的な鉛筆削りは、芯が長く出てしまいます。色鉛筆の鉛筆削りなら、芯の角度や長さが調整ができるものを選びます。例えば、2穴タイプやダイヤル式があります。芯がやわらかい色鉛筆用は、25〜30度ぐらいの鈍角に削れる物が良いです。
3、ムダ削り防止機能がついている
電動鉛筆削りは、削り終わった感覚がわかりづらいです。特にアダプタータイプのものは、削りすぎないように、ムダ削り防止機能がついているものを選びます。
4、色鉛筆の形状に合ったもの
三角軸対応や太軸対応など、色鉛筆の形に合ったものを選びます。たとえば、uniの電動シャープナーは三角軸には対応していません。また、太軸鉛筆を削ろうと思ったら、直径11mm以上の鉛筆に対応している必要があります。
色鉛筆で使えるおすすめの電動鉛筆削り
・スピード優先、素早く削れるシャープナー。電動鉛筆削りといえば、アスカ。子供用からデッサン用の鉛筆削りなんかも販売していて、幅広い製品ラインナップです。
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手動鉛筆削りを選ぶポイント
ハンドルタイプなら、鉛筆も鉛筆削りもしっかり固定できるものをえらぶ
固定して使うハンドルタイプの鉛筆削りは、楽に鉛筆を削ることができます。多機能なものが販売されていますが、大事なポイントは、芯折れしにくいものを選ぶことです。削っている時に、机で滑って本体がずれたり、鉛筆の固定が弱くて軸がぶれると、芯が折れやすくなります。芯が折れにくい鉛筆削りは、作りがしっかりしたものです。
色鉛筆におすすめのハンドルタイプの鉛筆削り
・クランプ式で机に固定できるタイプのダーウェントの鉛筆削り。
芯先がしっかり鋭くなるシャープナーです。
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・ステッドラーのふと軸も削れる鉛筆削りです。クランプで机に固定できるタイプです。太軸用はLYRAからも販売されていますが、そちらは子ども向けで、安全のために鉛筆の先があまり尖らないようになっています。
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・クツワの手動鉛筆削り。子ども向けの安全設計。手頃な価格で色鉛筆も削れます。最近の鉛筆削りは、ぐいっと鉛筆を押し込んで削るんですね。これだと鉛筆が短くなってきても削ることができるのでいいですね。
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色鉛筆のおすすめ鉛筆削りNo1は、ポケットシャープナー
これが一番色鉛筆向きの鉛筆削りです。無駄なく必要な分だけ削れますし、芯だけ削りや微妙な角度調整ができるものなど種類も豊富です。しかし、手回しの鉛筆削りは、削り穴が大きすぎると、木軸がぐらついて、芯が折れやすくなります。そのため、なるべくぴったりの穴のものを選びます。一般的な色鉛筆は、8mmの穴のサイズの鉛筆削りでぴったりです。
切れ味で選ぶなら、NJK(中島重久堂)
日本で販売されている鉛筆削りの多くは、ドイツ製か日本製の刃を使っています。日本製の物は、刃にNJKの刻印が入っています。これは、日本で唯一、鉛筆削りを作っている「中島重久堂」の刻印で、切れ味が良いと評判です。「中島重久堂」の鉛筆削りは、クツワ、三菱、トンボ、シャチハタや無印良品など国内の文具メーカーのOEM製品として多く販売されているので、手頃な価格で入手しやすいです。もちろん、中島重久堂の名前でも鉛筆削りを出しています。これはちょっとお高い(とはいえ1000円切りますけど)。
要するに、画材屋さんで、カッコ良くステッドラーを選ぶより、文房具屋さんで100円ぐらいで売っている、色鉛筆用の鉛筆削りの方がよく削れるということです。
切れ味の良い刃は、鉛筆がスルスルと削れて、無駄な力が入らないので楽チンですし、鉛筆自体にも負担がかからないので、芯折れが軽減されます。
色鉛筆におすすめの、ハンディタイプ鉛筆削り
・クツワ 芯が折れにくい、透明2枚刃鉛筆削り
二枚刃で普通の鉛筆削りの倍のスピードで削れるすぐれもの。二枚刃は鉛筆を回す回数が減るので芯折れの防止にもなるのでおすすめです。
価格:424円 |
・クツワ トガール
芯の長さ調整ができる鉛筆削り。柔らかい芯から硬い芯のものまで、どんな色鉛筆にも対応します。ダーウェントの太さだと木軸に少し傷がつきます。ケースの蓋が貧弱で、すぐに閉まりにくくなるのが欠点です。
価格:314円 |
・三菱 ポケシャ
シンプルで安い。余計な機能なんて必要ないよ?という鉛筆削りです。小さいケース付きのuni paletteポケットシャープナーもあります。結局これが一番使いやすい?!
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL 色鉛筆専用ポケシャ 黒 DPS1021P.24 価格:105円 |
・トンボippo!
三菱のポケシャと並んで人気のシャープナー。
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・シャチハタ 削りキャップ
ペットボトルにつけて使うことができる鉛筆削りです。ゴミ捨てが楽でいいですね。
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DAISOやセリエなどの鉛筆削りでも別に問題はない。
三菱のポケシャも100円ぐらいですから、100円の鉛筆削りは、別段安価な製品というわけではありません。なので、決して粗悪なものでものなく、普通に使うことができます。切れ味も普通ですが、一般的に文房具屋さんで売っている物には劣ります。
替刃がある鉛筆削りもあります。
鉛筆削りの刃も消耗します。電動やハンドルタイプは替刃が販売されています。簡易なタイプの鉛筆削りはどうでしょう? 鉛筆削りの作りを見ると、刃はネジ1、2本で留められているだけなので、簡単に代えられるように見えます。しかし、替刃を見たことがありません。多くのシンプルな鉛筆削りは、どうやら使い捨て…ということでしょう。外して研いでも良いのでしょうが、価格を考えると微妙です。
・北星鉛筆から出ている「日本式鉛筆削り」は替刃がついている製品です。
本体も1,000円以上するので、刃を代えながら長く使っていく製品なのでしょう。この鉛筆削りは、ちょっと変わった削り方をする鉛筆削りで、芯が折れにくいそうです。鉛筆も10mmの木軸まで使用できるので、ほとんどの色鉛筆に対応しています。
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色鉛筆の木軸の太さとおすすめ鉛筆削りの相性
JIS規格では鉛筆・色鉛筆の太さは8ミリ以下と決められています。(紙巻きは除く)そのため鉛筆削りの穴の大きさも8mmのものがほとんどです。カリスマカラーは7.6ミリぐらい。8ミリというと、ダーウェントのプロカラーやアーチストなどの太めの色鉛筆なので、大抵の色鉛筆は国産の鉛筆削りで使用することができます。
LYRA アクアレルペンシル(水彩色鉛筆)やファーバーカステル・アルブレヒトデューラーは8ミリを微妙に超えていて、日本製の鉛筆削りだと穴に入らないことが多いです。
また、ダーウェントの製品もサイズ的にギリギリなので、鉛筆は削れますが、物によっては木軸が傷付いたりすることがあります。KUTSUWAのT’GALLで削ると、木軸に傷がつきました。
上記のような色鉛筆には、リラやスタビロ、ステッドラー、ファーバーカステルなどの海外製の鉛筆削りがおすすめです。
ステッドラー2穴タイプ
切れ味も良く、穴が大きめなので、鉛筆を少しずらして芯だけを削るのにも便利です。
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・ファーバーカステル2穴タイプ
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・KUMの4穴鉛筆削り
7mm,8mm,10mm,11mmと細軸から太軸まで選べるすぐれもの。いろいろな太さの色鉛筆を使っている人にはぴったりです。
価格:544円 |
シャープナー リラ LYRA グルーヴ シャープナー ツインホール 手動鉛筆削り器【05P03Dec16】【メール便不可】 価格:330円 |
色鉛筆におすすめ&ダメな鉛筆削り/手動・電動,
芯を長く出したい人向けの鉛筆削り
硬めの色鉛筆で折れる心配がないのなら、長めに芯が出てくれる方が便利です。通常の鉛筆削りを使えば、色鉛筆用よりも長く芯が出てくれますが、こちらは、6〜8mmと、さらに長めに芯が出てくれる鉛筆削りです。
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デッサン用になんと最大19mmまで芯先が出せる鉛筆削りもあります。ものすごくニッチな製品な気もしますが、実はすごく人気商品。私も欲しい。
価格:1,881円 |
芯だけ削れる鉛筆削り
私は基本的に、芯先をピシッと研いである方が好きです。その方がクリアな線で描けるからです。けれど、しょっちゅう削っていると鉛筆はどんどん減ってしまうので、芯だけを別で削れる鉛筆削りは便利だと思います。芯削りはもともと、ホルダータイプの鉛筆で使われる物ですが、木軸の鉛筆用もあるんですね。画期的。
・KUM 木軸削りと芯削りが別々でできる鉛筆削り
レイメイ藤井 鉛筆削り器 KUM ケズリキオートマチック AS2M KM113 学童用品 木軸削りと芯削り 芯研器2種付 KUM トップブランドKUM ドイツ生まれ 2段階式 シャープな切れ味 価格:750円 |
<おまけ>かわいい&おしゃれなギフト用鉛筆削り
ちょっと高級な輸入の鉛筆削りや変わり種を紹介します。机の上に置いておいたら自慢できます。ギフトにぴったりですね。
ホルベイン カラン ダッシュ 0455-200(0456-000) メタルシャープナー (618502) 価格:22,917円 |
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色鉛筆におすすめ&ダメな鉛筆削りのまとめ
色鉛筆の削り角度について
うちにある鉛筆削りをいくつか並べてみました。左から2番目のポケシャぐらいな削れ方が、私は一番扱いやすいです。鈍角すぎると、削る回数が多くなって面倒です。プリズマカラー なんかは、購入した時はものすごく鈍角で「使いにくいなー」と思った記憶があります。これは好みによりますね。大体、左から3番目のステッドラーの2穴は、左の鉛筆用は23度、右の色鉛筆は30度の角度設定です。右から2つめの、トガールは、全体的に鋭角鈍角の設定のようです。
買わない方が良い鉛筆削り<ステッドラー&LYRA>
①写真一番右のステッドラーの2穴タイプの鉛筆削り
購入したのは、もう10年以上前です。買ってすぐに蓋は取れました(笑)でもそんなことはどうでもいいですよ。そんなことより、問題は、やたらと芯折れすることです。原因は良くわかりませんが、芯折れ防止加工をしているステッドラーの色鉛筆でも簡単に芯を折ることができます。その割には値段もそこそこなので、腹立たしいかぎりです。
②LYRAの木製の二穴シャープナー (左から4番目)
LYRAの鉛筆削りは、子供向けに刃が鈍くなっているため、とにかく切れ味が悪いです。そのため、鉛筆を削るのにすごく疲れます。2穴とも色鉛筆用でデザインも可愛いので、いったん刃を外して研いでみようかな…と思案中。