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ダーウェント・カラーソフト

ダーウェント・カラーソフト.色鉛筆レビュー,口コミ

個性的な鉛筆を数多く扱っている、ダーウェントの中でも柔らかく鮮やかな色彩の色鉛筆。
カラーソフトペンシルは、価格帯としては、ホビーユースからのステップアップで選ぶグレードなので、「発色・混色・塗りごこち」共に一定レベル以上にあります。太めの芯で柔らかなパステルのような塗り心地で、広い面を素早く塗ることができる色鉛筆です。下地を塗ったりするのに便利ですね。鮮やかな配色でドローイングやエスキース、イラストなどに向いています。
ダーウェントは、いくつもの製品ラインナップを持っており、それぞれに特徴があります。数ある製品から、自分向きの色鉛筆を検討することもできます。
※ダーウェント製の他の色鉛筆は、このページの最後の方に掲載しています。


ダーウェント・カラーソフト,レビュー

特徴1 パステルペンシルのような軽い描き心地

程よい太さの丸軸は持ちやすくて描きやすい。
鉛筆表面のコーティング(ニス?)が薄めで、ちょっと滑るような、木の筋が指に引っかかるようなそんな感じがあります。ダーウェントのペンシルは、このタイプ(カラーソフトやスケッチングペンシル)か、しっかりとニスがついたタイプ(インクテンスやドローイングなど)なんですが、こっちのカラーソフトペンシルのタイプは好みが別れるところだと思います。私は少し違和感があります。ともあれ、4mmの太い芯と太い持ち手は、均一で美しいシェーディングができるし、パステルペンシルのような柔らかい芯と相まって、どんどん着彩が進みます。

特徴2 ダーウェントの中では、鮮やかで明るい色彩。

同じダーウェントのアーチストと比べると、明るくて鮮やかな色彩です。不透明なパステルの粉っぽい感じの色が特徴的です。
鮮やかでポップな色…なのになぜか、何を描いてもどこか懐かしいような、レトロっぽい色になるのは、これ、ダーウェントの色の特性なんでしょうね。
かなり消しゴムで消えるので、色を抜いたり、柔らかいハイライトを作ったりするのはそれほど難しくはありません。


特徴3 混色がキレイ

色を重ねると、下の色が少し滲んで混じる感じです。非常に柔らかい芯なので、まるでパステルペンシルのように、力を入れずに簡単にブレンドできます。
丁寧に塗り重ねると繊細な色の変化もつけられます。塗り重ねも適度にできていてかなり濃くなりますが、こってりと厚塗りするような塗り方は向きません。とくに、ツルッとした紙だと、3層ほどしか重ねられないので注意が必要です。

※他の色鉛筆との混色比較はこちら


<参考作品>

カラーソフトペンシル 油性色鉛筆
ダーウェント(英国)ダーウェントの公式サイト ブログ
価格帯一本250円。
※市場価格でのディスカウントはあまりない。
全72色
ダーウェント製品の中では、明るく鮮やかな色彩。
耐光性に優れ、発色の良い高品質顔料使用。
形状丸形
描き心地芯:4.0mm
軽い、カサっとしたパステルのような描きごこち。
混色良。
特に塗り重ねがキレイ。
その他スノーマンピーターラビットアイスエイジのキャラクターも、
ダーウェントの色鉛筆を使っているそうですよ。
参考作品はこちら

<ダーウェント製品>

ダーウェントは、非常に多くの製品をラインナップしています。
3つのブランド(ダーウェント、アカデミー、レイク)はそれぞれ一般、学生、子ども用と対象が別れていて、さらに、各ブランドにおいても非常に多くの個性的な製品を取り揃えています。
これは、全てのユーザーが、ニーズにあった鉛筆を選べるようにするためだそうです。ダーウェントの色鉛筆だけでこんなに…!

<ダーウェントの色鉛筆>

  • アーチストペンシル(油性)(120色の豊な色数。やや硬めの芯で、くすんだ柔らかい色調。240円))
  • カラーソフト(油性)(柔らかい芯で、大胆な色彩をすばやく塗る。250円))
  • スタジオ(油性)(細かい精密描写、特にイラストに最適)
  • ドローイング(油性)(野生動物の絵、自然観察、ポートレイトに適した、軟らかくなめらかな鉛筆。非常に彩度の低いカラー鉛筆。280円)
  • プロカラー(油性)新商品(アーチストの芯の強さとカラーソフトの滑らかさを合わせ持つ。300円)
  • ウォーターカラー(水性)(鉛筆のコントロールのしやすさと、水彩画材の美しさが1つに融合。250円)
  • インクテンス(水性)(水に溶かすとカラーインクのような透明で鮮やかな色合い。280円)
  • ライトファスト(油性)(耐光性に優れた最高級の色鉛筆。柔らかく滑らかだけどしっかりとした芯。480円)

kazikaeru:

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