使い方&技法1

色鉛筆の溶剤で、混色&ぼかし表現

色鉛筆の溶剤で、混色&ぼかし表現,溶剤を使うと、力もいらずに簡単に、紙の目の白い部分をなくして滑らかな色の面をつくることができます。溶剤は、オイルかアルコールのどちらかを使います。結構身近なものが使えるので、色々な溶剤を試してみたので紹介します。

色鉛筆の溶剤で、混色&ぼかし表現

1、テレピン・ペトロール・ソルベルト

テレピンとペトロールは画材屋さんの油絵コーナーで売っています。昔から色鉛筆の溶剤として使われてきました。灯油みたいな匂いがけっこうきついです。ソルベルトはペーパーセメントを溶かすもので、デザイン用品です。いずれも匂いがします。苦手なひとは、テレピンよりはペトロールの方がまだマイルドな匂いです。ラベンダー?の香りが入ったものも売っているみたいですが、私は使ったことがありません。「シール剥がし」でも代用できると思いますが、未検証。

筆やさっ筆、綿棒などで塗布して使います。裏写りするので、ご注意ください。

テレピンは、溶剤の中でも最も強力なもので、すごくよく溶けます。水彩的に表現したい時や広い面を伸ばしたい時に向いています。


2、ベビーオイル

手軽に安く手に入り、なおかつお肌にやさしく匂いもありません。色鉛筆もよく溶けます。小さな面から比較的大きな面まで対応できます。

身近なものの中ではオススメです。裏写りしますが、テレピンほど強力ではありません。綿棒やさっ筆、筆などで塗布します。


3、ワセリン・リップクリーム

これも手軽に手に入り、なおかつお肌にやさしく匂いもありません。裏写りしないのがいいですね。リップクリームなども使用できますが、私は界面活性剤を入っているものは、今は使っていません。メルツペン にも入っているから別に問題ないのでしょうが、なんとなくです。

塗った後に、すこしベトつきますが、他の溶剤と違って粘度があり、紙の表面で留まる時間が長いのでごにょごごにょと長い時間混ぜていることができます。しっかり混ぜて拭き取ると、色鉛筆用の消しゴムで消えない、下の方の層の色まで落とすことができます。(色を明るくする、消すをご覧ください。)


4、消毒液

特に最近は、コロナ下といこともあって、家にある人も多いと思います。マキロンなどの傷口用の消毒液と手指消毒用のアルコール消毒液がりますが、どちらも使用できます。裏写りします。どちらかというと、傷口用消毒液の方が溶けやすいですが、紙が傷みやすいです。理由はわかりません。前記に比べると、かなりマイルドな溶け方です。


5、お酒

ウォッカやジンなどスピリッツでも溶剤として使えます。もったいないのでやりません(笑)あとで焼酎を試してみます。

色鉛筆の溶剤で、混色&ぼかし表現,まとめ

上記の中で、色をぼかすのに適した溶剤は、テレピン、ベビーオイル、ワセリンでした。扱いやすさを考えると「ベビーオイル」が優秀ですが、保存性においては「テレピン」がもっとも信頼できます。

双方のいいとこ取りをしようと思うなら、「メルツペン 」になってきます。裏うつりもしないし、匂いもないし。でも私は、メルツペン って紙が傷みやすいから使っていません。

※溶剤の取り扱いについては、「火気厳禁」なものもあるのでお気をつけください。

また、「ぼかし」の面では溶剤はとても便利ですが、混色」では「ブレンダー」の方がキレイに色が混じります。ペンシルタイプは紙に圧をかけられるという点が大きな要因です。「さっ筆」や「綿棒」で同様の圧をかけると、先に溶かした色鉛筆の顔料がついてしまうので、色がどんどん薄くなります。

テレピンとブレンダーの比較 (左)オイルベースの色鉛筆、(右)ワックスベースの色鉛筆

上の写真を見ると、カラーレスブレンダーの方が「色がよく混じる」のがわかります。また、テレピンは、色がよく溶けていますが、上の方の層が薄くなってしまいました。特に「ワックスベース 」の色鉛筆は顕著です。

いかがだったでしょうか。色をぼかすには、ベビーオイルやテレピン、混色するにはカラーレス・ブレンダーが今のところ、私のオススメです。参考までに。

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kazikaeru

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