色辞典で描く植物
色辞典で描く植物
<制作のポイント>
- トンボの色辞典は、色がとても自然なので植物を描くには最適な色鉛筆。
- 色を混ぜすぎると濁ってくるので、近似色を合わせる程度の混色で描いた。
- 芯が硬めなので、葉脈などの細かい部分も表現できる。
- 支持体は普通の画用紙(A5)
- 使っていたのは色辞典1集と2集がほとんど。3集はほぼ使っていない。
- 制作時間は1日〜3日間。ほぼ塗り込みの作業。この頃は、色鉛筆というものをよくわかっていなかったので、色が乗らなくなっても「まだイケるだろ!」と思ってひたすら塗り込んでいました。塗れば塗るほど、立体感が出るような気がして。時間の無駄(笑)
色辞典のスーパーリアルは、これが限界ということです。
<制作の経緯>
一時期、ガーデンデザインをしていて、植物の勉強のために、植物画・イラストを毎日のように描いていました。
写生ですね。だいぶ前に描いたものですが、このまま引き出しに眠らせておくのもなんなので公開します。
当初はカリスマカラーを使っていたのですが、柔らかすぎて、細かい作業ができなかったので、トンボの色辞典を使うようになりました。
いずれもかなりな時間をかけて描きこんだものなので、この色鉛筆のポテンシャルを見ることができるのではないかと思います。
STEP1:カリスマカラーで描く植物
STEP2:トンボの色辞典で描く植物←今ここ
STEP3:リキテックスとペンで描く植物
<各作品のコメント>
●カイヅカイブキ:一番時間がかかったものです。葉っぱや節のひとつひとつを丁寧に描くことに必死でした(笑)色を重ねすぎてテカテカになっちゃいましたが。。。手に取れるようなリアル感が欲しかった。
●メタセコイア:こちらも非常に時間がかかったものです。葉っぱの一枚一枚を丁寧に…。いやー今はもう無理だな…こんな仕事(笑)
●モッコク:とても上品な木なんです。これは比較的早く仕上げたもの。葉っぱの厚み感と艶のない葉っぱを表現するのが難しかった。
●イヌマキ:日本庭園なんかでよく見かけるやつですね。葉っぱを描くのが大変でしたが、今見ると適当だなぁ。
●アセビ:花が描きたくて選んだ樹種。ピンクを使いたかったんですよ。なので、あえて、白ではなくピンクのアセビを選んだのです。これは結構、満足の出来。
●ヤブツバキ:赤い花を描きたくて選んだ。やはり葉っぱが難しいけれど、照葉樹の葉っぽくかけていますね。安心した。