ホルベインとシュトックマーの蜜ろうクレヨンを比較.蜜ろうクレヨンといえば、子どもが口に入れても安心なクレヨンです。
蜜ろうクレヨンの特徴は、「口に入れても安全」「ベタつかない」「硬くて折れにくい」「混色(色を重ねる)ができる」という点が挙げられます。
※詳しくは 「蜜ろうクレヨンって何?」 を読んでください。
最近では、子どもたちの使う製品に安心・安全な「オーガニック素材を」ということもあって、ホルベインや山田養蜂場、エコノーム社、とういち文具、クレヨンロックからも販売されています。
全部比較してみたいところですが、蜜ろうクレヨンは、描いていてもあまり減らないため、購入しても使いきれそうも無いので、購入を躊躇しています。
と、いうことで、検索してみると、比較記事は多く無いものの、2つほど見つけました。
・蜜ろうクレヨン色合い比較 | Kinder Rhythm キンダーリズム …
・蜜蝋(みつろう)クレヨン比較レポ : いずみえもの子育て絵日記
そんな感じで、色の濃さなどは上記の記事をご参考にしていただくと良いと思います。
こちらのサイトでは、画材としての蜜ろうクレヨンを比較したいので、画材メーカーホルベインと、ドイツのシュトックマーの蜜ろうクレヨンを使って、ドローイングをしてみました。
ホルベインとシュトックマーの
蜜ろうクレヨンを比較
1、描き心地
ホルベインはシュトックマーよりなめらかなかき味です。コントロール性が良くて、繊細な描写ができます。一方、シュトックマーの蜜ろうクレヨンは、独特の紙に引っかかっていく感じと、持ち手の太さ(ブロックタイプもある)で、ガッツリと握って描くことができます。
一般的に描き心地が良いのは、ホルベインだと思いますよ。
でも、だからって、それが良いって訳でもなく。スムーズでは無い描き心地だからこそ生まれる表現もあるのでね。
子どもに両方渡して、描きやすい方、どっちか選んでと言ったら、ホルベインを選ぶかも。でも、両方渡さなかったら、シュトックマーで文句は出ないはず。
ガッツリと大胆に描かせたかったら、シュトックマー。
さらっとした軽やかな描きやすさで楽しませたかったら、ホルベイン。
そんな感じでしょうか。
2、色の違い
どちらも発色良く、透明感のあるキレイな色です。
ホルベイン画材の方が明るく鮮やかな色彩です。
シュトックマーの方が透明感が強く、深みのある色をしています。
大きな違いは色のセットと色数です。
ホルベインは全16色、シュトックマーは全32色と倍の数です。
また、シュトックマーはドイツのメーカーとあって、日本メーカーの色セットが異なっています。例えば、肌色とかみずいろはシュトックマーの蜜ろうクレヨンにはありません。また、ピンクやグレーも基本セットには入っていません。
流石に、「ピンクを入れてくれ」というユーザーからの声が大きかったのか、日本向けに「ピンクやグレーが入ったセット」を販売しているところもあります。
シュトックマーは、缶とクレヨンを別々で販売しているので、一本づつ購入していって、オリジナルセットを作っても良いですね。
3、混色やその他の表現方法
ホルベインとシュトックマーの蜜ろうクレヨンを比較.して、どちらも色を重ねて表現することができる優秀な画材です。
スクラッチ(引っ掻いて下の地色を出す)もやりやすいです。
指で伸ばしたりしてぼかすのはホルベインの方が得意です。
どちらの蜜ろうクレヨンも、子どもだけに使わせておくには勿体ない品質のクレヨンです。
※大人が使っても満足なクオリティのクレヨン記事はこちら
シュトックマーの蜜ろうクレヨンの詳しい説明はこちら