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フィンガーペイント

フィンガーペイント>は、ちいさな子どもから大人まで幅広く楽しめる絵具です。小麦粉絵の具です。
市販もされていますが、私は手作りしています。
体に害のないもの・口に入れても大丈夫な材料を選んで作っています。

●今回の材料はこんな感じ。
 絵具のベースは、小麦粉と水。メディウムにはノリ。
 今回は、家にあった適当な水のりを使っていますが、本当はでんぷんのりの方がいいと思います。(くちいに入れても大丈夫)
 色材には、ターメリックと食紅、弁柄と炭を用意してみました。弁柄や炭は、触る分には体には無害ですが、食べ物ではないので、気になる人は使わないで、食用着色料を使う方がいいかもしれません。

●炭は、ボロボロになっているものを乳鉢ですりつぶして使います。なるべく細かくした方が手触りが良くていいですよ。※墨汁やすった墨で代用してもOK。

●小麦粉1:水5をアルミの器にいれて、中火にかけます。だまにならないように、手を休めずにかき回し続けます。アルミの器は直接火にかけられて、使い捨てできるので便利。冷凍うどん食べたあとのものは、洗ってとっておきましょう~。

●2~3分ほど火にかけるとこんな風にとろーりとなります。適度なとろみになったら、火からおろし、糊を加えます。糊は紙と絵具をくっつけるためのものなので、量はあまり多くなくて大丈夫。

●コップに絵具のベースを小分けにしていれて、それぞれに色材を入れてよく混ぜます。
 色を見ながら、色材の量を調整してくださいね。
 私は下の写真ぐらいの量で、食紅の瓶、1/3ぐらい入れました。

●これで、できあがり。あとは、指につけて自由に描くだけです。描くときは、牛乳パックをパレットにすると便利ですよ。絵具を保存するときは、そのままラップをかけて、冷蔵庫にいれておきます。1週間ぐらいは持つみたいです。

●にゅるにゅるとした感覚がとても気持ちのいい絵具です。頭で思い描いたようには描けません。
 そこがいいところ。思ったように描けないイレギュラーさが、創造力を育みます。
 紙の上で自由に混ぜ合わせたり、引っかいたりといろいろな楽しみ方ができます。

●今回使った中で、弁柄は、隠蔽力が強く、他の絵具に勝ってしまう感じがしました。この絵具は、どちらかというと、透明感を楽しんだ方がいいのかなと思うので、弁柄はいまいちだったかもね。茶色がかった色が、とても魅力的な顔料なんだけどね。

Categories: 技法研究室
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