オイルパステル&クレヨン

オススメの蜜ろうクレヨン・シュトックマー

オススメの蜜ろうクレヨン・シュトックマー,のレビュー 開けた瞬間、甘くて良い匂いがします。私はこの匂いが大好き。これだけで幸せになります。豊かな色彩、握ってぐいぐい描いても大丈夫な強さと、五感を刺激されるクレヨンです。シュトックマーは、蜜ろうクレヨンという安全性だけでなく、環境にも配慮した製品づくりをしているので、そうしたところも評価が高いです。

オススメの蜜ろうクレヨン・シュトックマー

●シュタイナー学校の子どもたちは「表現力が豊か」

シュトックマーの蜜蝋クレヨンは、シュタイナー教育で使われているクレヨンです。
私はそうした教育を受けていませんので、上手く説明することはできませんが、シュタイナーの黒板絵の本を持っています。それはそれは素晴らしい色彩のドローイングで本当にかっこいい。
シュタイナー教育を受けている子どもたちが「表現力が豊か」なのは、この蜜ロウクレヨンを手にするプロセスが大きく関係しているように思います。
シュタイナー教育を受けて育った友人曰く、
「クレヨンは一本づつ渡される」のだそうです。一本渡されて、その色で十分あそんで仲良くなったら、次の一本が渡されるそうです。

そうして「ひとつひとつの色と丁寧に向き合っていく」ことで、色を理解していくんですね。

このやり方は私にとってはとても刺激になりました。
大人になるとこう、セットの持つ魅力に負けて大人買いしちゃうでしょ。色鉛筆とか。一気に60色とか購入すると、もう、どれがどの色が分からなくって、適当に鉛筆の表面の色を見て使う。
そうすると、いつまでたっても、色との距離が縮まらなくて、画材を上手く扱えないのです。ふと、使いこなせていない自分に気づくわけです。反省。

●大人になっても永く使えるクレヨン。

シュトックマーのミツロウクレヨンは、一本160円と高級です。
しかし、しっかり太くて、力を入れても折れることなく使えるため、なかなか減らなくて、一回買ったらかなり永く使えます。

色のキレイさは他の子ども向けクレヨンとは一線を画します。
これはシュタイナー教育が「色」を大事にしているせいでしょう。
子どもたちは、「黄色」とか「あか」とかはっきりとした色が認識しやすくて、好きですよね。実は「中間色」とか「複雑な色」への理解は、学びによって培われていくんだそうです。
例えば一般的に、「女性は男性よりも色彩感覚に優れている」とされていますが、これは、日々の暮らしの中で、女性の方が色を選んだり楽しんだりする習慣があるからだという意見があります。多くの色を見ている分、色彩感覚が磨かれるのですね。
シュトックマーの蜜ロウクレヨンは、色が複雑でキレイなので、子どもの頃から大人になっても色彩感覚を磨くのに適していると思います。

クレヨンなのに、混色ができたり、指で伸ばせたり、スクラッチできたりと線でも描けて、面で塗れるという、表現の幅の豊さは優れています。特に、透明な色を重ねてできる表現は、他のオイルパステル やクレヨンには無い魅力です。
※大人が使えるクレヨンの記事はこちら

●ミツロウクレヨンのもつ安全性と環境への配慮

今でこそ、ホルベインやステッドラーからもミツロウクレヨンが販売されていますが、このシュトックマーの蜜ろうクレヨンが、多分元祖だと思います。
※ホルベインの蜜蝋クレヨンとの比較記事はこちら

<シュトックマーの安全性>
シュトックマー社は、独自の安全基準をもうけ、製品を管理しています。
クレヨンや粘土に使うみつろうは、世界から質の良いものをとりよせて使っています。色素は食品の着色用に使われるものを使用していて、万が一体に入っても心配のない、無害でとけ出さないものだけを選んでいます。

<シュトックマー社のめざすこと>
●芸術的素材は、使う人の感覚にうったえるものであること。
●ゲーテの色彩論とシュタイナー教育学に裏付けられた質を追求すること。(色環)
●原材料に、人々の健康や地球環境を損なったり害を及ぼしたりするものがふくまれないこと。
●子供たちが製品を通じて良質な体験ができ、全ての人にとって理想的な作品作りができる製品であること。

https://www.stockmar.jp/#made

●クレヨンの硬さと混色が、子どもの成長に役立つ

蜜蝋クレヨンなので基本はやや硬め。
気候によって硬さが変化します。寒いと結構硬くなります。
最近の「やわらか・なめらか・きもちいい」のお絵かき道具とちがって、ごつごつとした武骨な感じの書き心地です。そのせいか、出来上がった画面も力強い感じになります。

一度にたくさんの色はつかないので、何度も重ねて色を濃くしていきます。いろいろな色を重ねると、豊かな色相ができます。

友人によれば、そうして、色を重ねたりできる表現の幅の広さと、力加減によって生まれる表現の違いが、子どもの成長にとって良いらしいです。
たしかに、描いていると、「なめらか・やわらか」にはない、多様な感覚を得られます。

透明感のある混色

●色数豊富。でも、「水色」や「うすだいだい」は無いですよ。

シュトックマーはドイツのメーカーとあって、日本メーカーの色セットが異なっています。例えば、「うすだいだい」とか「みずいろ」はシュトックマーの蜜ろうクレヨンにはありません。また、ピンクやグレーも基本セットには入っていません。

流石に、「ピンクを入れてくれ」というユーザーからの声が大きかったのか、日本向けに「ピンクやグレーが入ったセット」を販売しているところもあります。紙ケースですが。

ちなみに、シュトックマーはケース代があるので、単品で買うよりもセットで買う方が割高です。セットでもディスカウントはあまりされていない商品なので、単品で色をそろえて、好きなケースに入れて使うのも有りだと思います。

とても力強く、きれいな色です。
透明感のある油彩みたい。ゆっくりと時間をかけて使いたい画材ですね。

オススメの蜜ろうクレヨン・シュトックマー

シュトックマー(公式サイト
ミツロウクレヨン
価格帯一本160円。
透明感と奥行きのある美しい色。
形状円筒&ブロックタイプ
硬さ力を入れても折れない硬さ。
特徴いい匂いがする。
スクラッチや混色など色々な表現ができる(クレヨンガイド)
大人が使っても満足するクオリティ。
※参考作品はこちら

<参考作品>

その他の子ども向け画材

  • 子ども向けクレヨンはこちら
  • 子ども向け色鉛筆はこちら
  • 大人が使っても満足するクオリティのクレヨン記事はこちら

kazikaeru

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